2014年4月3日木曜日

マテリアルレポート ARMADA DECLIVITY 184 & MARKER Tour 12 EPF

マテリアルレポートの季節がやってきました。
各メーカー様々な新機種を投入してきております。
ARMADAも新たなカテゴリーへ一歩踏み出しています。
来期から本格的にバックカントリーツアーリング商品の発表がありました。

その中の1台がこちらDECLIVITY(デクリビティー)。
この板。良いスキーです。
本日、春雪ではありますが、数本テストしました。
スキーの原点を体験できるスキーです。


特徴は、、、
抜群の安定感とスキーの抜け(走りの良さ)これはARMADAとしては珍しい、メタル入り構造からくる良さです。

そして、重さを感じないことが更に素晴らしい点で。コアは新たに投入されたHybrid TourLight Coreを使用していることが効いています。

更に更に、フレックスが硬いイメージですが、非常にしなやかで、ハードバーン以外でもしっくりと雪にマッチします。



ロッカー形状はノーズロッカーを採用することで、悪雪や新雪での浮力や推進力は損なわず、反り上がりの少ない有効エッジの長いテールが抜群の安定感を残します。
テールエンドにはシールを留めるiクリップを採用することで、バックカントリーでの機動力向上の手助けになります。


サイドカットは128-98-118  R28mとなり、大きな斜面を減速することなく滑ったり、長距離の移動、刻一刻と変わる様々な雪質の変化にも対応してくれます。

ツリーランにはやや不向きですが、オートマチック感が大きいテールロッカーが効いたスキーに飽きてきている方にはオススメの玄人好みの一台に仕上がっています。

今回のテストではMARKERのTour12 EPFとのセッティングで使用しました。
またこのスキーとの組み合わせが抜群です。



今まではブーツ下の高さが上がってしまう、ツアー系(ヒールが上がる)ビンディングは通常の滑走時にはやや不向きとされていますが、センター幅98mmというこのスキーにはしっかりマッチし、特にターン時にはアルペンスキーでいうプレートの役割を果たし角付けが非常に容易になり、ビンディングとスキー幅の相性もマッチしているので絶対にエッジが狙ったターンのレールから外れずに安定した弧を描くことができます。
センターフレームタイプで心配されるフレックスの損ないもないのがマーカービンディングの良いところではないでしょうか。ターン中も足下のたわみも十分に感じられるので、ツアービンディングのデメリットはほぼ感じることなく快適に滑ることができます。


 幅はスキーよりも1cm狭い88mm。
グリップ力がGood。
高さは35mm。角付けが容易。
良い相性だと思います。


ちなみに今回の取り付け位置はセンターよりマイナス8cm。
もう少しテストが必要そうですが、現時点では違和感無く非常に良いバランスです。


最後に、、このスキーは名機JJを生み出した、Jp監修の第2弾。
自らのライフスタイルやスキースタイルの変化に合わせて作り出した1台です。
決して万人受けするスキーではないですが、スピード感と安定感は最近流行のパウダーロッカーにはない良さをもっています。
オートマチックなロッカースキーに飽きてしまった方はマニアル操作が効くDECLIVITYを是非お試しあれ。

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